名案だ。

 先週の金曜日、『スカイ・クロラ』を観に行った。これで4回目だ。今回はなかなか良い設備の整った映画館で観ることが出来たので良かった。

 3回目までに気づかなかった所にいくつか気づいた。それは物語の構造的なものや画作りの面での発見だった。そして好きなシーンをもっと好きになった。

 今回は観客が20人と、平日にしては多めで嬉しかったのだが、また今回もエンドロールの途中で席を立つ人間が3人もいて、「バカだなぁ。」と思った。映画にとって1秒でも無駄な映像は無いと思うんだがなぁ。

 福岡に戻ったらもう1回くらい観に行きたいと思う。


 今年のヴェネチア国際映画祭には押井守北野武宮崎駿の“日本三大映画監督”の作品が揃って出品されたのだが・・・

<第65回ヴェネチア国際映画祭にて『スカイ・クロラ』は、主要賞は逃したが特殊効果を用いた作品を対象とする「フューチャーフィルムフェスティバル・デジタル賞」に選ばれた。

日本映画ではほかに宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』、北野武監督の『アキレスと亀』が出品されていたが、これらはどれも主要賞を逃している。一方で『崖の上のポニョ』は、イタリアの映画雑誌「CLAK」が選ぶ観客賞と、ミンモ・ロテッラ財団(イタリア芸術財団)賞を受賞。『アキレスと亀』は、イタリアの映画雑誌「フィルムクリティカ」が選ぶ「バストーネ・ビアンコ(白いつえ)賞」を受賞した。>

 ということで、残念。しかし、幸いなことに、この三人は名誉や金に執着するような人間ではないので、これからも自分の納得のいく作品を世に送り出していってほしい。