eastern youth @ 福岡DRUM Be-1

 eastern youthのライヴに行ってきた。

 今日は二宮さんが真正面に見える絶好の位置にポジショニング。さあ、ライヴが始まった。


 俺は二宮さんのベース・プレイを見つめてばかりいた。二宮さん:田森さん:吉野さん=6:2:2ぐらいの割合だった。嗚呼、素晴らしきベースの調!血が沸き立つ、涙がこぼれる、優しく包み込んでくれる、そんな低音。超絶技巧とそれを操る類稀なセンス、やっぱりこの人は天才だ。俺にとっての“世界三大ベーシスト”はブッチャーズの射守矢さんとファウルの平松さんとイースタンの二宮さんだ。

 田森さんのバスドラムの上に小さな“ぶりぶりざえもん”のぬいぐるみが!!子を持つ父であり、庭師の棟梁であり、イースタンのドラマーである田森さんは何だか変身ヒーローのようでかっこいい。

 吉野さんはMC多めで、会場を笑わせていた。しかし、曲が始まるとあの魂のシャウトが聴く者の心に突き刺さる。一曲目から眼鏡が曇っていた。

 
 『ギラリズム夜明け前』〜『青すぎる空』〜『いずこへ』〜『雨曝しなら濡れるがいいさ』の流れにはシビれた。俺の一番好きな『踵鳴る』も最高だった。『サンセットマン』のベース・ラインに感動した。

 生まれて良かった。生きてて良かった。生きていこう。死ぬまでは。


セットリスト(大体こんな感じ)

地球の裏から風が吹く
滑走路と人力飛行機
五月の空の下で
野良犬、走る
ギラリズム夜明け前
青すぎる空
いずこへ
雨曝しなら濡れるがいいさ
旅行者達の憂鬱
踵鳴る
白昼の行方不明者
サンセットマン
沸点36℃ <アンコール>
夜がまた来る
赤い胃の頭ブルース
荒野に針路を取れ









 余談ですが、わたくしが大学1年の頃、同じクラスの一人の女子が「私もイースタン好き。」と言ってきたので少しイースタンについて1分間ぐらい話をしたことがあった。しかし、その会話の中で彼女は「イースタンはやっぱ吉野だよね〜。吉野以外は要らねぇ。」という言葉を吐いたのだ。俺はこの言葉を聞き流すふりをしたが、内心、蹴り飛ばしたい気持ちでいっぱいだった。百歩譲って呼び捨ては許せても、あのリズム隊の2人を不要呼ばわりするとは、許せない。あんなことを言うなんて、どうせ音楽の上っ面しか聴いてないやつなんだろうな。それから彼女とは一言も口をきいておりません、そしてこれからも。こっちから話しかけることは絶対に無いだろうし、向こうから話しかけてくる用事も無いでしょうから。