素晴らしい世界

魂の洗濯に行ってきた。

心の充電に行ってきた。

生を実感しに行った。

そう、今日はeastern youthのライヴに行ったのだ!


 会場に入ると同時に、日本ロック・ベーシスト四天王(俺調べ)の一人である二宮さんの正面(といっても最前列ではない)のポジションを確保し、開演を待った。床が一段高くなっていて、二宮さんはもちろん、田森さんも吉野さんも、まんべんなく見渡せる絶好のポジションだ。

 そして開演。1曲目からウルッと来るよ。最近涙もろいせいかしら。いや、いい歌だからさ。

 やっぱり、二宮さんのベース・プレイから目が離せなかった。何なんだろう、あの圧倒的なセンスは。ベースを知り尽くしているというか、ベースと身体が合体しているというか・・・とにかく巧い。「こんな弾き方があったのか!」というようなテクニックや、目にもとまらぬ指運び。フレットレス・ベースから放たれる音はまるで生き物のよう。樹齢二千年の巨木のように優しく、壮大な大地のように力強い。男として惚れます。

 『夜明けの歌』で始まり・・・『夏の日の午後』〜『素晴らしい世界』で本編は幕を閉じ・・・アンコールは「俺たちにとって特別な曲」という言葉と共に『裸足で行かざるを得ない』を演奏して終了・・・。イースタンのファンにとっては感涙感激垂涎のセットリスト。まさに20周年にふさわしい選曲だったと思う。

 そして俺は、また今夜も、「生きていて良かった。」と思い、一瞬だけ「今死んでも悔いは無い。」と思い、最後には「これからも生きていこうか。」と思って家に帰っていくのだった。

極東最前線/巡業〜スットコドッコイ20年
10月1日福岡DRUM Be-1

セットリスト(中盤の曲順がやや曖昧)

・夜明けの歌
・沸点36℃
・世界は割れ響く耳鳴りのようだ
・泥濘に住む男
・雨曝しなら濡れるがいいさ
・野良犬、走る
・秋風と野郎達
・街はふるさと
・踵鳴る
・矯正視力0.六
・東京
・荒野に針路を取れ
・夏の日の午後
・素晴らしい世界
〜アンコール〜
・裸足で行かざるを得ない

・・・そしてツアーはまだまだ続く。

2008/10/3(金) 心斎橋 クラブクアトロ

2008/10/4(土) 名古屋 クラブクアトロ

2008/10/7(火) 仙台 CLUB JUNK BOX

2008/10/9(木) 弘前 Mag Net

2008/10/11(土) 札幌 ペニーレーン24

2008/10/24(金) 東京 SHIBUYA-AX